写真から取り入れる雰囲気と、作りたい物
写真を選ぶ前に、その色で何を作るか決めましょう。今回は、静かな窓辺を感じる縦長のカードを一枚作ります。景色の全色を移すのではなく、広い明るい面、目が留まる濃い形、小さな暖かい部分というように、それぞれ別の役割を持つ色を探します。
自分の写真か、使ってよい写真を参考にします。他人の完成した配色を、自分が写真から選んだ結果としては残しません。写っている物をそのまま描く必要もなく、窓枠とカップを単純な形にしても大丈夫です。どの写真から、どんな雰囲気を選んだかは短く添えておきましょう。
三つの色に名前を付けて、自分で選ぶ
以下の窓辺と配色は、編集部の架空の例です。明るい壁からクリーム色、陰になった窓枠から深い青緑、カップから赤茶色を選んだとします。紙の端に三つのマスを作り、手元の材料で試し塗りして「背景/窓枠/カップ」と書きます。材料に合わせ、目で近い色を選ぶ作業です。
デジタルの描画道具で試すための例は、クリーム色 #F3EBDD、深い青緑 #1F5555、赤茶色 #9E4F39です。編集部が例のために決めたデジタルの近似値で、実際の写真を測った値でも、写真から抽出した値でもありません。紙ならコードを使わず、試し塗りと名前だけでも制作を続けられます。
クリーム色の背景に、窓枠と小さなカップを描く
幅10cm、高さ15cmの紙を、クリーム色で塗るとします。上端から2cm下に、幅6cm・高さ8cmの長方形の窓枠を、左右中央に描きます。枠と、中央の縦横の仕切り線を深い青緑で塗り、窓の内側はクリーム色のままにします。枠の太さは約0.5cmにし、小さい絵でも窓枠の形が読めるようにします。
窓枠の下、右寄りに、幅約2cm・高さ約1.5cmの赤茶色のカップ本体と、小さな持ち手を描きます。カップの周りとカードの下には、クリーム色の余白を残します。この完成形では、クリーム色が広い面、青緑が窓の構造、赤茶色が小さなカップ一か所を担います。三色を同じ面積にしなくても、役割ははっきりします。
写真の色を自分の作品に使う、四つの手順
写真から取り入れたい雰囲気と、作る小さな作品を決めます。背景・中心の形・小さなアクセントに使う候補を探します。
候補を紙に試し塗りするか、別の描画道具で自分で選びます。色ごとに名前と役割を書きます。
小さな下描きを二つ作り、色の面積と配置を変えて使います。最初に目に入るものと、残した余白を比べます。
目的に合う構成を選んで仕上げます。参考写真・試し塗り・完成品を自分で撮影し、選んだ理由と一緒に残します。
色の役割を替えた試作から選ぶ
同じ窓枠とカップの輪郭を、小さく二回描きます。試作Aはクリーム色の背景、青緑の窓枠、小さな赤茶色のカップ。試作Bは青緑の背景にクリーム色の窓枠を置き、下の余白を広く赤茶色で塗ります。Bでは濃い背景と広い赤茶色の面が先に見え、小さなカップ一つの存在感が弱くなります。
今回の架空の例では、広い余白のある明るい窓辺が目的なので、Aを選びます。青緑が好きだから多く使うと決めず、窓枠だけに使うほうが目的に合うと判断したのです。自分の試作でも「Aのほうがきれい」で止めず、何が先に見え、求めた雰囲気にどうつながるか書いてみましょう。
画面と紙の色が違って見えたら
スマートフォンで見たクリーム色が、紙では黄色く感じられることもあります。完成品が紙なら、実際に塗った結果を見て選び直しましょう。同じ紙の白い部分の横に候補を置き、一度に一色ずつ替えると、どの選択で変わったか見やすくなります。画面と完全に同じ色を再現したと約束する必要はありません。
三色の区別がつきにくいときは、色を増やす前に面積と線の太さを変えてみます。小さなカップが埋もれたら、周りの余白を広げる方法もあります。この記事は個人のカードの配色例であり、案内文やサービス画面の文字のコントラスト基準に代わるものではありません。
参考写真と完成品に、制作日と理由を添える
ポゲムの同じ記録に、参考にした自分の写真と、自分で撮った試し塗り・完成カードの写真をまとめられます。本文に「クリーム色の余白を残すAを選択。赤茶色はカップだけ」と書くと、色名の一覧より、次の制作で参考にできる判断が残ります。制作日を自分で選び、参考写真の撮影日は別に書いてもよいでしょう。
色を選ぶことと絵を描くことは、紙や別の道具で自分が行います。ポゲムが代表色を抽出したり、パレットを編集したりする手順としては説明しません。次に同じ配色を使うときも、保存した写真だけで正確に同じ色だと決めず、残した試し塗りと実際の材料を一緒に見ます。
よくある質問
写真にある色を全部選ぶ必要がありますか?
作品で役割を持つ色から選びます。例では背景・窓枠・カップの三つに絞っています。すべての色を入れるより、実際の画面で面積と配置を変えて比べてみましょう。
色のコードを知らないと作れませんか?
紙に試し塗りし、名前と役割を書くだけでも作れます。この記事のHEX値は、実際の写真の測定値ではなく、編集部が決めたデジタルの例です。
ポゲムで色を抽出したり、パレットを作ったりしますか?
この記事の色選びとカード制作は、紙や別の道具で自分が行う作業です。ポゲムには参考写真、試し塗りと完成品の写真、自分で書いた選択理由を残します。
