明るい窓と単純な形の物で、逆光の配置を作ります
シルエット写真を試すなら、室内の明るい窓、単純な形の物一つ、スマートフォンを用意します。カメラから見たとき、物の後ろに窓が来るように置きましょう。光が入る方へ向けて撮りますが、太陽を直接見たり、窓の外へ身を乗り出したりする必要はありません。
カップなど形のわかる物を、室内の安定したテーブルに置きます。画面で窓が明るく、カップの手前の面は比較的暗いか見てみましょう。明るい壁でも背景と物の明るさに差があれば試せますが、この記事では、窓辺の物一つに絞って説明します。
重なる輪郭と、背景の邪魔になる物を先に整えます
明るさを調整する前に、画面の形を整えます。カップの持ち手が本体の後ろへ完全に隠れると、暗い塊に見えてしまいます。少し回して持ち手の内側の隙間から背景が見えるようにし、その隙間をほかの物や窓枠がふさがない位置を選びます。
スマホを少し動かし、カップの縁と窓枠が重なっていないか確かめましょう。背景に物が多ければ、何もない窓の部分が後ろに来るよう構図を変えます。暗く写す前に、形がわかる輪郭と隙間があるかを確かめる段階です。
構図・明るさ・ピントを確かめる四つの手順
明るい窓を背景に安定した物を一つ置き、カメラ・物・窓の配置を作ります。
物の向きとカメラの位置を変え、輪郭や隙間がほかの物、窓枠と重ならないようにします。
カメラが対応する明るさ調整で、背景の明るい部分を見ながら露出を下げ、物の輪郭が鮮明かも確かめます。
手ぶれを抑えて撮ったあと、拡大して輪郭を比べます。形が読み取れ、背景と区別できる写真を自分で選びます。
カップのA・B・Cで、変えた配置と選ぶ一枚を考えます
次のA・B・Cは、編集部が作った架空の撮影例です。Aでは持ち手が本体の後ろに隠れ、明るい窓の前でカップが灰色に写っています。Bではカップを回し、持ち手の隙間が見えるようにしましたが、カメラの自動処理で手前の面がまだ明るく写りました。形はわかりやすくなっても、狙った暗い形にはなっていません。
CではBの向きを保ち、端末が対応する明るさ調整で、窓が白く飛びすぎない方向へ露出を下げて撮りました。カップの輪郭のピントと、持ち手の隙間を再確認します。この例では、隙間が読み取れ、手前の面が暗く残ったCを選びます。どの端末でも同じ調整で同じ結果になる、という意味ではありません。
物が明るいまま、輪郭がぼやけるときに見直します
カップが明るいままなら、手前を照らす室内灯や反射光が強くないか見ます。背景がより明るく、カップの手前は比較的暗くなる位置へ配置を変えてみましょう。暗いフィルターを重ねるだけでは、重なった輪郭や持ち手の隙間が現れるわけではありません。
輪郭がぼやけたら、まず手ぶれとピントを見ます。端末でピントを調整できるなら、カップの縁が鮮明になるか確かめましょう。その際に自動で明るさが変わったら、露出も見直します。明るい窓をタップしても、必ず物にピントが合うとは限らないため、撮った写真を拡大して確認します。
露出・HDR・フラッシュの操作は端末ごとに確認します
露出調整の表示や動きは、端末とカメラアプリによって違います。画面をタップする方法やスライダーの有無は、自分の機器の案内で確認しましょう。すべてのスマホに、手動の絞り調整や同じシルエットモードがあるとは考えません。
自動HDRなどの処理で、暗い手前の面が明るくなることがあります。自分の端末で調整できるか調べ、選択肢がなければ、先に配置と明るさの差を変えます。フラッシュが物の手前を照らしているなら、切れるか確認しましょう。メニュー名と切り替え方が、すべての機器で同じとは限りません。
撮った写真と、自分で変えた条件をメモにします
写真を選んだら、ポゲムにA・B・Cを自分で追加し、「A:持ち手が隠れる/B:向きを変更/C:明るさを下げ、輪郭を確認」と、変えた条件を書けます。実際に使っていない設定値を、あとから推測して埋める必要はありません。
撮影と明るさの調整は、使用したカメラで行います。ポゲムには、選んだ写真と自分で書いた比較メモを、日付に合わせて残せます。この記事のカバーは、風景のプリント写真を配置する参考画像で、カップのA・B・Cや、シルエット撮影の結果を示す写真ではありません。
よくある質問
顔が見えなくても、シルエット写真になりますか?
人以外の物もシルエットとして撮れます。明るい背景に対して、暗い形が読み取れるか見てみましょう。
どのスマホでも、同じボタンで露出を下げますか?
いいえ。端末とカメラアプリで方法や対応範囲が異なります。自分の機器の案内で明るさや露出の調整を確認し、撮った結果も見直しましょう。
ポゲムにシルエットのフィルターや撮影モードがありますか?
この記事の撮影と露出調整は、別のカメラで自分が行う作業です。ポゲムには、選んだ写真と比較メモを残す方法をつなげています。
