写真の中で、何度も目がいく細部を選びます
写真全体の意味を一度に探さず、隅の影や、閉じた傘の先など、目が止まるところを選びます。何が見えるか、普通の一文を書くところから始められます。立派な題や教訓を先に決めなくても大丈夫です。
編集部が考えた架空の写真の説明は、「濡れた傘が一本、玄関の壁に立てかけてある」です。実在する作品や、ほかの詩人の文を借りた例ではありません。傘の色や数をすべて移すより、何が気になるのかを次の文で探してみます。
説明の隣に、写真から浮かんだことを書きます
濡れた傘から、「遅く帰ってきた一日が、玄関でひと休みする姿」を想像できます。写った傘と、自分が想像する一日が出会って、言葉が変わります。この連想は、撮影時に実際にあった出来事の説明とは区別して読みましょう。
架空の下書きは「濡れた傘が/玄関の壁にもたれて/一日の終わりに休んでいる」です。ここで「/」は行を変える位置を表します。傘が人のように休む表現を添えましたが、その言葉が必要かどうか、声に出して選んでみます。
写真の説明を、自作の短い詩にする手順
自分で選んだ写真から目が止まる細部を見つけ、普通の一文で書きます。
その細部から浮かぶ記憶や想像を添え、自分が言いたい方向を探します。
短い詩にして声に出し、使う言葉や行を変える場所を選びます。
説明を繰り返す言葉や合わない言葉を直し、写真と下書き、修正した文を一緒に残します。
減らした言葉と写真を、一緒に読んでみます
下書きを直した編集部の創作例は「雨を払って/壁にもたれる/畳まれた一日」です。「傘」や「濡れた」という説明を減らし、畳まれた傘から一日の終わりを思わせる言葉にしました。こちらが必ずよいという正解ではなく、何を残し、何を省いたか比べる例です。
書き直した詩を写真と一緒に読み、自分が出したかった声に近いか見てみます。連想が遠くなりすぎたなら、最初の単語を戻してもかまいません。写真を隠しても全部わかるべき、あるいは写真をまったく説明してはいけない、とまで決める必要はありません。
改行と題は、読むときの響きで選べます
一文をどこで区切るかで、少し立ち止まる言葉が変わることがあります。同じ文を二通りに分けて読み、自分に合うほうを選んでみましょう。五行を埋めたり、一定の文字数にそろえたりしなければ、この個人の創作記録が完成しないわけではありません。
題を付けたいなら、本文の意味をすべて説明していないか、一度読んでみます。架空の例には「帰宅」と短く付けても、無題のままでもよいでしょう。特定のジャンルや公募に合わせる作品なら、その規則は別に確認します。
写真と、自分の詩の版を一緒に残します
ポゲムの個人カレンダーに、自分で選んだ写真と詩をメモとして残せます。下書きと修正版を残したい場合は、「最初の言葉」「読み直して変えた言葉」など、自分で分けて書きます。直した日が違えば、その日付も添えるか、新しい記録でつなげます。
改行する場所や版の名前は、自分で決めます。ポゲムが詩を生成したり、作品を評価したり、専用の詩集画面に編集したりするという意味ではありません。ほかの詩や歌詞を借りなくても、自分の写真から始まる短い創作を一編残せます。
よくある質問
写真に見えるものを説明したら、詩になりませんか?
普通の説明から始めてもかまいません。そこから浮かんだことを添え、写真と一緒に読み、残したい言葉を選んでみましょう。
決まった行数に合わせる必要がありますか?
この記事の個人の創作記録には、決まった行数はありません。声に出した響きや、立ち止まりたい言葉に合わせて分けます。公募やジャンルの規則は別に確認しましょう。
最初の文と書き直した文を、両方残せますか?
はい。自分で名前を付けて残すと、どんな言葉を減らし、加えたか読み返せます。アプリの自動変更履歴ではなく、自分で区別して書く方法です。
